貓熊の女塾。分店

矢沢あいとの出会い

矢沢あいは、日本の人気漫画家である。もし、「今、漫画といえば？」と日本人に聞けば、たぶん「NANA」という矢沢あいが描いている作品を挙げる人がほとんどだろう。たかが漫画なのに、いったいどうして人は夢中になるのだろうか？それは「大魔王のお導き」かもしれない。中学時代の思い出はテストの思い出しかできないだろうと思っていたけど、ある友達のおかげで矢沢あいが描いている漫画の世界を知った。そのときは、自分の将来の進路とか、生きがいとか、「私は何のために頑張てるのか？」と迷っていた。そんな私に、友達は「いい漫画だよ」と言って、ある漫画を勧めてくれた。それは私と矢沢あいの出会い、この作品は「ご近所物語」だ。

衣装のデザイナーになりたいという夢を持っている少女の物語は私の心を強く掴んだ。主人公の実果子は他の人なんら変わりのない、普通の女の子だ。彼女もみんなのように色々なことを迷っている。だけど、一歩ずつ理想へ向こう気持ちはとても感動的だ。さらに私は「自分のためになら、どんな辛いことでも、超えられるだろう」という考え方を持つようになら。

それから高校時代も今も、矢沢あいの漫画から力をもらっている。彼女の作品は日常生活に近いものだから、分かり易いだけじゃなくて、読み始めたら止まらない。例えば、「NANA」は同じ発音の名前、「奈々」と「ナナ」という二人の女の子のストーリーだ。奈々はとても普通の女の子で、ナナは大きな悲しみを背負っている。全然違う性格の二人は同じマンションで会ったから、「大魔王のお導き」という奈々がよく言っている言葉の通り、物語が始まった。

２００５年には「NANA」は漫画３千万冊を突破し、映画化もされた。それに矢沢あいは昔よりよく知られるようになった、大勢の人が「NANA」のために感動の涙を流した。私にとって、矢沢あいは色々なことお教えてくれた人だ。中学からどうすればいいか分からなくなったとき、いつも彼女の漫画が私を強くさせてくれた。矢沢あいのような人に憧れているから、もしいつか、私も人々に「あなたのおかげで、自信がついた。ありがとう。」というような言葉を言ってもらえたら、嬉しい。そんな人になるまでは、私も「大魔王のお導き」と人に言い続けたいと思っている。